令和4年度 草地生産性向上対策事業・リスク分散型草地改良推進事業について
≪令和4年度 草地生産性向上対策事業・リスク分散型草地改良推進事業 ≫
◆事業内容
サブソイラによる耕盤層の破砕により圃場の排水性並びに保水性を改善。
上記手法を用いて草地更新を行い、良質粗飼料の確保及び所得率向上を目指す。
○取組事例紹介
※令和4年度事業実績・・・事業実施者~5名・草地更新面積~22.33ha
施工地区 JAきたそらち深川地区
事業実施者 平田拓哉
リスク分散型草地改良(耕盤層の破砕による圃場の排水性並びに保水性の改善)
面積 3.33 ha
事業実施期間 令和4年7月~令和4年12月
◆行程
①令和4年8月18日 土壌硬度測定(転換前2層目:19㎜)
②令和4年8月30日 除草剤散布(マックスロード)4ℓ/10a
③令和4年9月 1日 耕盤層破砕
④令和4年9月 5日 耕起
⑤令和4年9月 5日 土壌硬度測定(転換後2層目:17㎜)
⑥令和4年9月 5日~6日 耕起・砕土
⑦令和4年9月10日 施肥播種
◆効果の検証
サブソイラによる耕盤層の破砕が草地圃場の排水性、保水性を確保する事により、根腐れ並びに伸長を阻害する要因が減少し、粗飼料栽培に適した圃場が構築されました。それに伴い、令和4年度の降水量は例年より多かったものの、排水性並びに土中の通気性も改善され、根張が良く、生育旺盛な良質飼料の確保が可能となりました。現在、配合飼料が高騰している状況下において、タンパク(CP)を配合飼料に依存するのではなく、栽培に適した圃場の土づくり(心土破砕)の実施による良質粗飼料の確保を目指し、圃場からより多くのタンパク(CP)の確保を可能とすることで、更なる経営改善並びに所得向上を図ります。
令和4年度 草地生産性向上対策事業
受益者 平田拓哉 3.33 ha
【草地更新完成写真】

【サブソイラによる耕盤層の破砕】

【土壌硬度測定】
